加入目的とは？

ところでなぜ皆さんは保険に加入するのでしょうか？
みんなが入っているからですか？
お守りとしてですか？
知人に勧められたからですか？
実は当たり前なのですが、『保障が必要から』なのです。
そしてこのことを念頭に置いて保険を選ばないと本当に自分に必要なものを選ぶことができなくなります。

では誰にどんな保障が必要なのでしょう？
これはまさに千差万別です。
年齢、職業、性別、家族構成・・・などなど挙げたらキリがありません。
しかしそんな時の考え方としてとても分かりやすい方法があります。
それは、もし自分に万一の事があった場合誰にどれくらい経済的負担がかかるかを考えればいいのです。
ここで間違えてはいけないのは、保険金を受け取る側からすると保険金は多いにこしたことがありません。
しかしそれは死亡リスクだけを考えた場合の話です。つまり約８０％の人は６５歳以上まで生きるという長生きの経済的リスクがあるのです。したがって万一の場合の保障は必要最低限で考えることが重要です。
また日本には公的保険、社会保険もあります。住宅ローンには団体信用保険も付いています。
ですから民間で加入する保険は必要最低限に抑え浮いたお金は老後の長生きのリスクに回すことが大切です。

では実際にどのくらいの保障が必要でしょう？
これは先ほど述べたように一概には言えませんが、私の経験上、３０代男性で妻と小さい子供のいる場合で３０００万円の保障が２０年あれば必要十分と考えます。
保険は確率論です。もちろん中にはもっと保障があればよかったと思う人も出るかもしれません。しかし不安を煽られて感情論で高額の保障に加入して無駄なお金を払い老後に困る人のほうがはるかに多いと思います。